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超上流工程入門編

講座1:超上流構想の必要性

超上流構想の必要性

何故、超上流構想が必要なのかについてお話しします。

もしもあなたがある日突然、経営者から「自社の販売管理システムを再構築せよ」と指示されたとします。 あなたはまず何から始めますか?通常は自社システムの利用者にアンケートやヒアリングをすることから始められると思います。

でもこれが、陥りやすい一番の罠なのです。私たちはこれを「危険領域」と呼んでいるほどです。

何故危険領域なのか?あなたは利用者に次のような問い掛けをするでしょう。「今のシステムに不満や要望はないですか?」と。その問い掛けの結果、利用者からの回答は間違いなく日頃の不平、不満があれもこれもと、種々雑多な要望が山のように寄せられます。例えば画面が見づらいとか、使いづらいとか…等。

そしてあなたは、こうした回答を貴重な利用者の意見として纏めあげ、RFP提案依頼書における次期基幹システムの重要なポイント<狙い・目的>とするのです。 こうしてできたRFP提案依頼書をITベンダー各社は受領し、一ヶ月程度をかけて提案・概算見積書を作成します。

一ヶ月後、あなたの手許に、数社の提案書と概算見積書が出揃いました。あなたは、比較表を作成し、最も現場の不平・不満や要望を解決し、見積の安いベンダーを、第一候補として役員会に答申するでしょう。

ここで悲劇が起こります。経営層から「これだけの投資をして、どのような回収計画を立てているのかを説明しなさい」とあなたは問われます。このとき、投資回収計画をしっかり説明しなくてはなりませんが・・・。あなたには答えられないのです。何故なら、もともと現状システムの不平・不満・要望を解決したところでとても投資に見合う、経営層を納得させる効果が導き出せないからです。

昨今は、投資回収期間は3年というのが一般的です。とても投資回収計画は成り立ちません。こうして、このプロジェクトは頓挫し、現行システムをそのままあと数年使い続けなければならなくなるのです。

実際、私でもRFPを受領し、提案したにも関わらず頓挫するプロジェクトは毎年3割程度発生しています。こうしたお悩みをプロジェクト責任者から聞く機会が多くなり、初めて基幹システム再構築のリーダになられた方々のために超上流構想メソッド考案をしました。

ポイント
いきなり現状の基幹システムのアンケート、ヒアリングを利用者に実施してはならない!!
超上流構想メソッドセミナーより