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超上流工程入門編

講座4:構成要素<1>事業成長

構成要素<1>事業成長

それでは、超上流構想メソッドの構成要素<1>事業成長についてご説明します。

まず、あなたの会社の今年度の売上高に今後の成長率を掛けて、5年後の売上高規模を計算してみてください。例えば、2015年度売上高が100億の企業で毎年10%成長すると仮定すると5年後の2020年度の売上高は161億になるという計算です。特に成長率は企業により目標値が異なりますので、経営者や幹部層に確認してできるだけ実体に合った5年後の企業規模を引き出してください。ここでは、一旦5年後に161億(2015年度比1.6倍)になるという前提で考えてみます。

これはトリガー発想法なので、5年後161億企業になったときを想像してみてください。ただし条件があります。現状の組織・人員体制のままで考えます。2020年会社は161億企業になりました。そのとき、何も問題なく業務運営はされていますか?組織や体制に歪やズレが生じて問題は起こりませんか?

普通、企業が成長して規模が大きくなると、業務量も比例して増大するというのが一般的です。つまり今はなんとかうまく回っている業務や組織が、5年後成長した際に発生する問題点を予知するというのがこの事業成長のトリガー発想法です。そして、この問題点をベースにITテーマを発想するのです。もう少し具体的な例を出すと、ある受注業務担当者が午前2時間で100伝票を処理しています。5年後は単純に売上高に比例したとすると2時間で161伝票を処理しなくてはなりません。体制増強はできません、システムも現状システムそのままです。この2時間で161伝票を処理することは可能でしょうか?

おそらく、今の1.6倍の処理は不可能でしょう。つまり61伝票は午後の処理となり、当日の締め時間に間に合いません・・・。そうしたことが容易に発想できるのです。

この例の場合におけるITテーマは「受注担当者の生産性を1.6倍にする」ということになります。

ポイント
5年後の企業規模と事業構造を想定して、組織・業務の成長阻害要因を見つける
超上流構想メソッドセミナーより