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超上流工程入門編

講座10:構成要素<7>テーマ抽出とA3化

構成要素<7>テーマ抽出とA3化

ここまで、事業成長・事業特性・事業課題・業務俯瞰・競争優位について考えてきました。こうした視点で自社を見ていくことで、課題が発見され、対応策を練る必要がある箇所が多数見つかると思います。通常、1日じっくり色々な角度から検討すると15~30個の対応策を練るべき部分が見つかり、ITで解決しなくてはならないテーマが発現します。

今回のアプローチは、5つの視点を組み合わせて、想定を作り出すトリガー手法なのです。一般的には、現状の問題点は現実に実感できるのですが、将来に起こり得る課題・埋没している課題を発見できるのです。ITテーマ抽出とはこうした5つの視点のトリガーから導き出された将来に向けての自社が取り組むべき重要なITテーマなのです。もちろんITテーマには、短期で解決するものもあれば、長期間かかる場合もありますが、このITテーマ抽出ではそうした制約を加味して、テーマから外すのではなく、経営者や幹部また現場の全員と共有化しなくてはなりません。また、こうしたテーマを実現するためのITはどう構築するかと考えることが、単純な現状置き換え型のシステムではなく、まさに企業経営の将来の基盤を考えることにつながり、システム構築工程上は、次のRFP工程の重要な柱になるのです。

ただ一度に30のテーマを実現することは、期間や投資コスト的にも難しいので、最終は、経営者が最優先で実施したいテーマを5テーマ選定してもらってください。これがまさに最優先に取り組むべき自社のITテーマなのです。ではそこで選択されなかったテーマはどうするのでしょうか?残ったテーマは、第一優先ではありませんが、必ず将来に必要なことばかりですから、自社のITロードマップとして5年計画の中に組み込んでください。

最後にA3化についてです。いままで検討してきた5視点を一枚のA3に纏めることが必要です。なぜ一枚とよく聞かれますが、やはり経営者や幹部、現場までが同じ範囲とレベルで議論するには一枚でないと効果がありません、特に経営者は一枚でないとなかなか最後まで資料を見てくれないからです。昨今ソフトが発達し、数十枚、数百枚の資料を作成する方がいますが、だれが一体、そんな膨大な資料をみるのでしょうか?どうして膨大な資料で意思決定できるのでしょうか。参考資料なら許せますが、メイン資料はやはり一枚で全てを聞き手に理解してもらう。これがA3資料一枚の意味なのです。

ポイント

ITテーマ抽出で15~30テーマを抽出→優先5テーマ選定

A3一枚で経営者・幹部・現場の構想マップを作成し、共有化をはかる

超上流構想メソッドセミナーより
以上、超上流メソッドのエッセンスをご紹介いたしました。ここで紹介できなかった実例については、当社主催の超上流メソッドセミナー<無料>でご紹介しています。